2009.12.26
豚ヒレ肉のサラン・オキロースト

海士の塩を使ったレシピを考えていると、
料理の思考がとってもシンプルになっていきます。
撮影の仕事では、ソースとかマヨネーズなどを使って
簡単かつボリューム満点!で、ジャンキーな料理も作るんですが、
この塩と相対すると、いろんな調味料を混ぜては
何だか失礼な気がしてきます(笑)
塩本来の旨みがあって、真っ向勝負の味というか・・
世界にお塩は数あれど、じつはなかなかな存在だと思うんですよね♪
さて、私の好きなお塩に、フランスのフルール・ド・セルがあります。
甘みがあって、粒がちょっと粗め。噛むとガリッとする。
お皿に盛り付けてからバラリとふると、
へたな料理も美味しく華やかにしてくれる「魔法の塩」。
サラン・オキはこの塩とよく似てます。
サラダの仕上げにふりかけると、いつもの料理がグレードアップ。
白身のお寿司にチラッとふって、レモンを絞って食べてもいい。
穴子の白焼きとも相性バッチリです。
市販のコーンスープを盛り付けてクレソンをのせ、
オリーブ油をタラリとまわして、サラン・オキをパラリとすれば
レストランみたいな一皿に。
「魔法の塩」です。
今回ご紹介するのは、仕上げにふりかける食べ方ではなく、
サラン・オキをまぶして焼く、「豚ヒレ肉のロースト」。

味付けはシンプルに塩と黒胡椒のみ!!
オリーブ油とローリエ、それに好みでローズマリーをのせて
オーブンで焼くだけの料理です。
豚に塩の旨み&甘みがしみこんで、とにかく美味しい。
粒子が粗いので、オーブンの中でじんわり溶けてしみこんでいくのか、
塩辛くなりすぎず、いい塩梅に焼けます。
シンプルすぎるほどシンプルで、とても簡単。
でも信じられないくらい豚肉が美味しくなるので、
騙されたと思って、お試しあれ♪
豚ヒレ肉のサラン・オキロースト
2-3人分
豚ヒレ肉 かたまりで300gくらい
サラン・オキ
黒胡椒あら挽き
オリーブ油
ローリエ
あればローズマリー
エリンギ 1パック
サラダ
1.豚肉は20分くらい室温に戻し、キツチンペーパーで水気をとる。
サラン・オキを全体にちょっと気持ち多めにまぶし、胡椒をふって天板にのせる。
2.ローリエとローズマリーをのせてオリーブ油を少しまわしかけ、
230度のオーブンで10分焼く。
お肉をひっくり返し、脇にエリンギを入れてさらに10分焼く。
3.オーブンから出してそのまま5分ほどおいて、切り分ける。
エリンギとサラダを添えていだたきます。
料理研究家 Cafe Rico オーナー 重野 佐和子
今回使用した海士町産素材
Salann Oki

[注]
当ブログのレシピの著作権はふるさと海士に属します。
商業利用目的の無断使用は固くお断りします。
2009.11.29
山椒鶏
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もうズッとむか〜しのこと。
22歳の私は、大きな鶏を一羽もらいました。
宮内庁御用達とかいうその鶏は、七面鳥くらいの大きさがあり、
真っ白で艶やかな肌・・いえ、皮が自慢でした。
もらったはいいけど、どうやって食べたらいいのか悩みに悩み、
料理の本を調べまくり、出した結論は、『塩釜鶏』。
漬物の塩を買ってきて、卵白を混ぜて練りました。
まずその塩を天板にのせ、鶏の関節をちぢめてのせて、
泥んこ遊びみたいに塩をかぶせてなでて、オーブンに!
オーブンで3時間くらい焼いて、力作が完成。
バンってトンカチで塩釜を割って、食べてみたらまるで蒸し鶏♪
ほどよく塩味がしみてて、とってもとっても美味しかった!!
でも、「お塩がもったいないな〜」って、正直思ったわけです。
それ以来そんな立派な鶏をいただくこともなく、
そんなわけでこの料理を作る機会もなかったのですが、
海士の山椒塩を出会ったときに、
「これであれを作ったら、絶対美味しいよね〜」って思ったのです♪
鶏肉にお塩の旨みがしみて、食べるとフワ〜って山椒の香りがする。
想像するだけで、よだれが出ちゃいそう♪
しかしながら私は度ケチなので、山椒塩で塩釜を作るなんてもったいない。
そこで、鶏もも肉に山椒塩をすりこんで、ゆっくり茹でてみることに。
すると山椒の香り豊かな、鶏の臭みのまったくない出来上がりになりました。
けれど和食を目指したはずが、出来上がったのは完全なる中華!!
クラゲと盛り合わせて、酒の肴にもいいですよ〜。
ラーメンにのせてもいいし、丼にしても美味。
味つけは山椒塩だけ!
「シンプルは美味しい」を実感できる一品です。
山椒鶏
鶏もも肉 1枚
山椒塩
生姜スライス3枚
酒 大匙3
1.鶏肉に山椒塩小匙2.5をすりこんで一晩冷蔵庫におく。
2.鶏肉をなべにいれて、生姜と酒、水2.5カップくらいを入れて火にかける。
煮立ったらアクをとり、弱火で30〜40分ほど茹でる。
指でつまんでホロッと崩れるくらいになったら、火をとめてフタをして冷ます。
3.サッと茹でたきゃべつやもやしと共に盛り付ける。
冷めてトロトロになった茹で汁を鶏肉にかけ、山椒塩をパラパラ。
香りをふりかけていただきます。
好みで酢醤油をつけても。
私はお酢をつけて食べるのがお気に入りです。
電子レンジであたためて、アツアツを食べても美味しいです。
*残った汁はコラーゲンたっぷりなので、スープにしてどうぞ♪
料理研究家 Cafe Rico オーナー 重野 佐和子
今回使用した海士町産素材
山椒塩

[注]
当ブログのレシピの著作権はふるさと海士に属します。
商業利用目的の無断使用は固くお断りします。




